神在祭の初見

神在祭の初見

 出雲の国に八百万の神々がお集まりになることは12世紀頃から文献にあらわれます【奥義抄(おうぎしょう):平安後期の歌学書。3巻。藤原清輔(ふじわらのきよすけ)著。天治元年(1124)から天養元年(1144)の間に成立。)
 はじめて神社の名前が出てくるのは詞林采葉抄(しりんさいようしょう:由阿の著した万葉集の注釈書 貞治5年(1366)奥書)巻六に

一天下ノ神無月オバ出雲国ニハ神在月トモ神月トモ申スナリ 我朝ノ諸神参リ集リ給ウ故也 其神在ノ浦ニ神々来臨ノ時 小童ノ作レル如クナル篠舟波上ニ事数モ不知 諸神ハ彼浦ノ神在ノ社ニ集リ給テ 大社ヘハ参リ給ハス 此神在ノ社ハ不老山ト云所ニ立給フ 神ヲ佐陀明神ト号ト申也

【八百万の神々は神在の社(佐陀明神)に集まると記されています。】

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